「おい」
「はい何でしょうルル先輩!」
「お前は聞き取りと発音はいい。
聞き取りも端的であっても重要部分は聞き逃しをしていない。
だが、何故書き取りになるとここまで劣等生になるんだ!!」
「そんなの分かりませんー!!」
「ルルーシュ、前進はしてるし、そんなに怒鳴らなくても
いいだろ?」
あ、はじめまして。僕は枢木スザク。
ここアッシュフォード学園中等部2年で、生徒会員です。
今僕の隣でミニテストの解説をしているのは僕の幼馴染で親友
のルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。
そしてルルーシュに怒られて必死に綴りを直している女の子は
。
彼女はつい1ヶ月前に日本からやってきたばかりなので英語に
慣れていないんだ。
だから同じ日本人である僕と、成績抜群のルルーシュが放課後、
生徒会室でに英語を教えてあげている。
と言っても、僕は細かい日本語の訳だけで90%くらいはルルーシュ
が教えてるんだけどね。
は会話だけなら不自由無い程度に取得できているのに、
なんとなくでスペルを書いてしまう癖があるみたいで苦労してるよ。
「構文は着実にマスターしてるんだ。
後はひたすらにスペルを書いて覚えろ。
今日の授業でわからないところはあったか?」
「はい。historyの時間で知らない人が何人か出てきたので
教えて下さい」
それでも真面目な子だから集中して勉強してるし、分からない
時はちゃんと分からないとは言えるのでルルーシュも怒りなが
らも教えてて楽しそうです。
ルルーシュは基本的に裏表の無い優しさのある子が好きだから
もその中の一人に入っているんだろうな。
「……という繋がりだ。開拓時代の主要人物はこのくらいか」
「ありがとうございました」
「日本とこっちじゃ教育制度が全然違うらしいからな。
仕方ないだろ。
何で日本学校じゃなくてアッシュフォードを選んだんだ?」
「こっちに両親の知り合いがいて、その人の出身がこの学校なん
です。で、理事長とその人が勝手に話し進めちゃって、親も悪い
学校じゃないし、いいだろうって…」
「教育にやる気の無い親だな」
「やる気ないっていうか、勉強は自分からやろうと思わない
限り、どんな環境であっても身につかないって持論を持っている
人たちなんですよ」
つまり、環境を理由に学ばない言い訳を作るなと言いたいんだろう。
「僕は環境って重要だと思うけど?」
ほら孟母三遷って言葉もあるし。
孟子の母親は孟子の為に3回引越ししたってやつ。
「人間は周囲に影響されるイキモノだからな。
しかし、経緯がどうあれ入学したものはしょうがない。
姉妹揃って俺達兄妹が面倒みてやる」
そういえば、の妹のちゃんはナナリーとクラスメイト
なんだっけ?
姉妹揃ってブリタニア家と関わるなんてこれから大変だよ。
ま、外見は可愛いけど思いの他強かだし、きっと大丈夫だろう。
人生なんて青春だろうが老後であろうが全部が全部きらきら
と輝いてるわけじゃない。
「よろしくお願いします」
ということで、僕もアッシュフォード学園の皆も、
これからよろしくお願いします。
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