#46 欠けたピース
はバスへと向かったであろう十二支のメンバーに
追いつこうと小走りで出口をくぐった。
明るい日差しが強くの目を照らして
思わず目を細めてしまう。
「終わったんだよな……」
出口から少し離れた場所では球場を見上げ、
見つめる目は憂いを帯びて、
どこか寂しそうな雰囲気をしていた。
「あ、あそこにいるのじゃないっすか?」
物思いにふけっていた思考をあの聞き覚えの
ある声が邪魔をした。
はぴくりと反応してそちら側をみる。
「華武の皆さん…」
はそれだけ呟いて、最初にに気がついた御柳、
それに朱牡丹、久芒、屑桐がの近くへとやってきた。
「ちゃんお疲れング」
「ついさっきまで試合してたんだから当たり前気(>A<)」
「十二支の奴らはの心労を減らす努力はしていないようだな」
「……反論はしませんよ屑桐さん」
高校に入学してからずっとカルシウム不足ぎみだよ。
数々の心労原因が簡単に浮かんでくる為すでに否定
しようとも思わない。
「そんな心身共に疲れてるを俺が
快楽の世界に送ってやろうか?」
御柳はそんなくどき文句全開にしてへと迫る。
「それは勘べ「に何してるアルカ狐!!!」
スパーン!!
と御柳にワンタンによって小気味よい蹴りが入った。
は急に現れた事と御柳へと蹴りをかました事に驚いてしまう。
「わ、ワンタンさん!?」
「 誘惑禁止」
「あんら、華武は後輩の教育がなってないわねぇ」
「ちゃーん。ビミョーに無事?」
ワンタンの後ろから歩いてくるセブンブリッジの3人。
「雀さん紅印さん剣菱さんまでぇ!?」
そして後ろを見れば。
「忘れ物だぞー」
「……この集まりは一体何だ?」
「ユタ、魁兄!?」
忘れ物を届けに来た黒撰も合流し……。
「ちゃーんまだなの〜?もう皆バス乗ってるよ」
「おや?なんで屑桐がいるんだい?」
「剣菱さんもいるぜ!?」
「(何かあったの?)」
今度は来るのが遅いを探しに来た十二支連中
牛尾・兎丸・司馬・猿野。
少し立ち止まってただけで次々に集まる
人数にどうすればいいのか思考をめぐらすが、
最善の策は浮かばない。
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