#06 懐かしい人
そして再開を2人で抱き合って喜ぶ。
「、久しぶりだな。何で明嬢に?」
「ちょっと野球部のマネしてて、その用事で」
「ちょい待った。、何でお前モデルで
大活躍中のシノブとそんなに仲良いんだ?!」
「そうだZe!いつの間に知り合ったんDa?!」
急な有名人の登場でうろたえる2人が話しに入ってきた。
シノブと言えば、女子でありながらも数々の人気男性モデルを
ごぼう抜きにしてメンズモデルアンケート首位に輝いた
超美形のクールガール。この4人が先ほど口を開けないほど驚いていた
のはそのためだ。
「忍、モデルしてたの?実家にいると思ってたのに」
「ああ。高校に入ってすぐに。今は寮生活なんだ」
「「無視すんな(Na)!!」」
2人は声を揃えて言う。それでも2人は再会談義に花を咲かせている。
「猿野さん、虎鉄先輩、ちゃんと京極忍さんは
中学時代のチームメイトなんです」
その様子を見かねて、代わりに凪が答える。
「しかも、歴代女子中学日本選抜中で最強チームのメンバーですよ。
ソフトボール界でも有名人です」
辰羅川が説明に補足を付けたした。
「紹介が遅れたね。虎柄バンダナ巻いてるのが虎鉄大河先輩、
モミアゲが面白いのが辰羅川信二君、騒がしい茶髪お猿が
猿野天国君、メガネの女の子が鳥居凪ちゃん。十二支野球部の仲間なんだ」
「「(俺・私)の説明おかしくない(か・ですか)??!!」」
「いや、簡潔かつ特徴を捉えている紹介だと思うんだけどな〜」
は面白そうに笑いながら二人を見た。
忍はそれを見てクスリと口先を持ち上げ、形の良い笑顔を初対面の3人に向けた。
「私は明嬢2年、京極忍だ。よろしくな。
にしても、1日に2人も元JSのメンバーに会うとは思わなかったな」
「え?誰かいるの?」
は忍の思わぬ発言に目を丸くする。
「ああ。今、が友達の付き添いで紫SHIKIBUを見に来ている。
野球部なら達も目当てはあいつ等だろ?練習場所まで案内しようか?」
ここの校内はハッキリ言って広いから有難い申し出だ。
どこを如何行けばいいのかよくわからない。
「ありがと。お願いするわ」
がその申し出を快く受けている時も
4人は呆然とその様子を見ているしかなかった。
そして、2人の後を付いて行きながら校内を見学する。
「へぇ、撮影スタジオか。こりゃ結構本格的だな」
『本番中!!静かに』と書かれた張り紙の貼られた
ドアに猿野が気が付く。
「TV、オーディオ、大体のものは収録できるよ」
「この手形は?」
辰羅川が足元の沢山の手の跡を凝視する。
「すべて有名になった卒業生のものだ」
「売店にアイドルの写真売ってるZe」
売店には所狭しとならぶアイドル写真の数々。
「売れ上げで新しい設備を増やしているんだ」
忍のも売ってるのか?後で買っておこうかな。
忍はそれぞれの質問に難なく答えていく。
きっと来た人が良くする質問ばかりなんだろう。
「いきなりフラッーーシュ!!(爆)」
急に目の前が眩しいほどに光って思わず目をつぶる。
「梅星先輩と沢松君?!どうしてここに?」
「、知り合いか?」
思わず顔を隠しているあたり、スキャンダルを避けるモデルらしい。
「十二支報道部2年・梅星塁先輩とそのアシスタント1年沢松健吾君」
「さんがあの人気モデルのシノブと
お友達だなんて大スクープですわ!!(喜)」
カメラを両手で抱えてスクープが取れたことに大喜びする梅星。
「忍と私の関係なんかスクープにしたってしょうがないですよ。
それより2人共なんで明嬢に?」
「それは……」
「きゃ〜〜野球部の方達が出てくるわよ〜〜!!!」
梅星はその言葉を聞いてショッキングピンクの
オーラを出して同じ方向に走っていってしまった。
明美に変身して変な格好した猿野も焼き豚を持ち上げながらその後に続く。
嫌な予感と面白そうな予感の両方を感じながら私達も同じ方向へと足を進めた。
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