#31 新たなライバル
すべての後片付け終了。
「これから私と一緒に病院に行って凱旋報告して貰いますから」
十二支全員の帰り支度は終了。
そして、今度は皆で球場の出口をくぐった。
球場の外は、女子の山で一杯でした。
「十二支高校だぁー!!」「キャー!!カッコイイ!!」
「猿野君、血ですぎ〜プロレスラーみたいー」
黄色い声援が辺りに溢れ返る。極一部を除いて皆嬉しそうだ。
でも、私は居づらいね。しかしその中に思わぬ声援が。
「あーさんだぁ!!」
「さっきのとってもカッコ良かったですぅ!!」
「素敵でした!!」
そう言って、何人かの女子がの前に迫ってきた。
その迫力に思わず後ずさりする。
「へ?あの、私、何かしましたか?」
怒鳴って、2人に攻撃した位しか憶えないけど……。
「猿野君と犬飼君を止める時、とても素敵でした!!」
「その辺の男よりずっとカッコ良かったです!!」
「お姉さまと呼ばせて下さい!!」
……世の中って、やっぱり良く分からない。
中学時代でもこんな事無かったわけじゃないけど、これ程では無かったよ。
は冷や汗ともつかない汗を垂らして迫ってきた女のコをなだめる。
「えーと、あ、有難うね。お姉さんとかじゃなくて、友達でもいい?」
「「「はい!!!」」」
「女のまでこんなにモテるのに…何で俺だけ…」
後ろでお猿君がネガティブイオン出しまくっていて、ちょい怖い。
今だったら沖君にも劣らないよ。
そこに、ポンっと肩に重みを感じた。
手を乗せられたみたいだ。誰だろうと後ろを振り向くと。
「や〜ちゃん。ビミョーに大変だったね〜」
緑の髪を風車風味にまとめている凪の兄、鳥居剣菱がたたずんでいた。
「け、剣菱さん?!それにセブンブリッジの皆さん!!来てたんですか?」
「こんにちはちゃん」「再会 挨拶 」
「、さっきは凄かったアルヨ」「コホォォォ」
次々にへの挨拶を交わす7Bのメンバー。
「何!?」
少し後れて私の言葉に反応をお猿君が見せた。
「よ〜てんごく君。おつ〜〜見てたよ〜君達のガッツあるプレーをさ。
この調子で勝ち抜いてくれよ。俺達と当たる準決勝まで」
「なかなかムネの熱くなる試合だったわよ坊や達v」
と紅印さんが色気たっぷりに登場。
「わー近くで見るの始めてだヨ!」
ワンタンさんは変な所で感動し、雀さんは飴が終わってしまった事が寂しそうで、
土本さんは何を考えているのか全く分からない。
「あらら…セブンブリッジ御一行様…!どうしたんすか今日これから試合っすか?」
汗を垂らしながらお猿君が剣菱さんと向き直る。何があったんだ?
「てか、ウチの妹がそちらで迷惑かけてないか見に来たんだけどさ〜」
ちゃんに会うことも含まれてるけどね〜。
と心の中で付け足す。
「お兄ちゃんきてくれたんだ」
凪が駆け寄ってくる。そして凪の頭を撫でる。
「うん。天国君が凪にビミョーに手出してないか心配でさ〜」
「さん、この人達は?」
子津君が代表して私に聞いてきた。
「ああ、皆は知らないよね。
この人達は去年の準優勝校のセブンブリッジ学院の野球部レギュラーで」
「凪の兄をやってます。鳥居剣菱で〜す。ビミョーに4番ピッチャーしてまーす」
剣菱さんが私の台詞の後を継ぐ。
「彼は3年の中宮紅印・キャッチャーをやってるよ〜」
「ラフプレー相手に一歩も退かない男達の試合
…アタシもちょっとゾクゾクしちゃったわ」
辰羅川が同じポジションとしてなのか反応をしめす。
「アナタいい球放るわねぇ」
紅印が犬飼へと近づくが、それに少し後ずさる。
「アタシがアナタをリードしたならあんな奴等には1塁も踏ませなかったでしょうね」
犬飼の胸板をつんと指で触れる。
「っ!!!お前の知り合いならこいつ何とかしてくれ!!」
よほど嫌だったのか犬君は私に助けを求めてきた。
「いや、私も紅印さんのタイプが犬君だって知らなかったし、
紅印さんもあんまりウチの投手イジメないでくださいよ」
「やぁねちゃん。イジメてなんかいないわよ」
辛亥だと言いたそうに口を尖らせる紅印。
「王桃食アル。遊撃手してるネ」
「霧咲 雀。配置 三塁手」
「コホォォ」
「コイツは空環 土本で中堅手アル」
次々自分の自己紹介をしていく。土本は変わりにワンタンが紹介する。
その後、ブリッジ7人乗せて縄跳びしてたり、
ワンタンさんがウサギ君と仲良くなったりしていた。
「じゃぁ俺達もビミョーに撤収するね〜」
そろそろ雀さんが飽きてきたようで―飴が切れた所為もある―帰る事になったようだ。
「じゃあねちゃん。またセブンブリッジに遊びにきてね」
「、今度は黒蝶の守備見せて欲しいネ」
「 携帯電話 電子住所 請求」
「はい。あっ剣菱さん、4人には私のアドレス後で教えて置いてくださいね」
「ビミョーにわかった〜。じゃあね〜」
そう言って5人は去っていった。それと入れ替えで羊谷が戻ってくる。
「監督!今までどこいってたんですか?」
「武軍の監督と交渉してたんだよ。
こっちが例の件バラさない代わりに猿野が折った旗の修理費突きつけてきた」
良くやった監督!!今までで1番しっかり仕事してくれたように思えるよ!!
「後、。石坂の奴は此のまま帰るとさ。例の件宜しくとか言ってたが?」
「石坂先輩らしいですね 」
ここでも詳細は話さないで微笑むだけ。
「さて、早速、病院にいきますか」
早く勝利した事を2人に伝えたい。
十二支は最初の難関の舞台の球場にわずかの間の分かれを告げた。
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