#45 危険人物からの逃走
キ――ン コ――ン カ――ン コ――ン
ここは3−D。
石坂と牛尾はまだ今学校で起きているハプニングを知らない。
「やっと昼休みかー。何か下が騒がしいけど何があったんだ?」
「さぁ?結構悲鳴とか叫び声が聞こえてくるけど…」
「気になって廊下に出て行った奴が多いな」
柿枝が話に加わる。
「まぁ、そのうち情報が勝手に飛び込んで」
そこで石坂の台詞はクラスの他の女子の叫び声に近い会話に遮られる。
「今、2階の廊下にレオハルトが来てるって!!」「うそ?!見に行こうよ!!」
「一年のさんと追いかけっこしてるらしいよ」
「「「・君?!」」」
3人の声が被る。
「また本人の関係ない所でトラブルに巻き込まれたんじゃないのか?」
と冷静な判断をする石坂。
「朝のニュースでレオハルトが黒蝶を探していた。多分見つかってしまったんだろうね」
見つかった原因は貴方の母親だ。
「もうくるなぁ〜〜〜!!!」
玄関は封鎖され、黒スーツを避けて逃げていたら
いつの間にかに3年の教室が立ち並ぶ3階にまで来てしまっていた。
後ろから付いてきているゼノン&李燕には沢山の女子生徒がくっ付いていて走り難そうで、
初めて男を追っかけるミーハー魂たっぷりの方達に心からお礼が言いたくなった。
「さん。そろそろ本気で諦めてください!!」
後ろから李燕が説得を試みる。
「そんな事出来るか!!!って、前から人だかり来ちゃった!!」
しょうがないと言った風に近くの教室に逃げ込む。
バンッ!!
「おっと。この騒ぎの張本人の登場か」
「石坂部長!!てことはここは3−Dですか。
あっ牛尾先輩、柿枝先輩、新井先輩こんにちは。ちょっと失礼します」
「、この騒ぎはなん何だ?」
何の状況も把握で来ていない新井が聞く。
「ちょっと苦手で嫌いな相手に会ってしまって…」
『酷いよ』
……来ちゃったよ。
「自分だって分かってるならさっさとアメリカに帰って下さい!!」
もうの頭は恐慌状態だ。
「だからが一緒にアメリカに来てくれれば喜んでGood byするサ」
「あー!!辰君とキャラ被る喋り方やめて!!こっちが混乱する!!」
「君、Mrレオハルト。少し落ち着いて…」
見かねた牛尾が2人の間に入る。
「先輩、だったらこの人を何とかして下さい!!」
「やぁ、君がMrミカドだね。話は君のParentsから良く聞いてイル。
君のMotherのお陰でを見つける事が出来てとても感謝しているヨ」
「…ウチの母からの情報でしたか。君悪かったね」
「いえ、まさか私もそんな所からバレるとは想像出来ませんでしたから…」
「…で、何では俺の後ろに隠れてるんだ?」
石坂が頭を掻く。
「今、この状況で大人しく盾になれる人が先輩しかいなかったからです」
きっぱり簡潔に告げる。
「牛尾なら喜んで盾になってくれるぞ」
「牛尾先輩だと後でファンの反応が怖いですから嫌です」
「君……μ」
拒絶された牛尾は落ち込む。
「、この際何でもいいから早く何とかしろ。学校中の人間が集まってるぞ」
そこには教室まで溢れ返っている人の山が完成していた。
「柿枝先輩、原因のこの2人が出て行かせる事が
出来ないから困ってるんですよ」
「そもそも何ではこんな有名人に追いかけられているんだ?」
「それは私から説明しましょう」
そう言って前に李燕が一歩、前に出る。
「あれは、3年近く前の日米GJHS(女子中学略)選抜大会。
私達は最初はアメリカ選手で才能ある選手を見出し、
わが社のチームの勧誘しようと思っていました」
李燕はそれほど古くない過去を回想し始めた。
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