#01 帰宅
私は1週間の合宿を終え、家に帰ってきた。
とてつもなく濃い1週間だったよ。
「ただいまー」
玄関を開け、家に入る。
「お帰りー。遅かったなー」
ユタが走ってやってきた。
風呂に入っていたようで金色の髪が水を含んでいて、
顔がほのかに赤く、湯気がたっている。
「まあね。そっちはどうだった?」
お父さんの事だからかなり辛い練習内容になったことだろう。
靴を脱いで部屋に荷物を置き、お互いの合宿であった事を語り合う。
当然ながら魁兄もユタもレギュラー獲得。
当たり前だけど。
黒選ナインの面子も存在の濃そうなのが集まって入るようだ。
小饂飩さんやら、緋慈華汰さんやらは十二支にも負けない
変わり者だったっけ。
「そういえば魁兄は?」
いつもだったら一緒に出てくるのに。
「今度は兄ちゃんが風呂入ってるぞ。
もうそろそろ上がると思うけどな」
魁兄が上がったら次入ろう。
そう思っていると。
「もう上がったぞ」
曲がり角に魁兄が髪をタオルで乾かしながら立っていた。
「合宿ご苦労だったな」
「そっちも大変だったみたいだね。お疲れ様」
黒選は男子校だからマネージャーいないしウチよりももっと大変だったろう。
「そうなんだよー。
が十二支の野球部マネになんないで手伝ってくれれば良かったのになー」
「それはそれでどうかと思うよ」
家族連れで合宿ってどうよ?かなり恥ずかしいと思う。
「後、私がお父さんの養女だってバラしたから。
黒蝶はマネージャーと数人にしか言ってないけどね」
「問題ないだろう。黒蝶も一般人は知らないだろうしな」
「それもそうだね。
ご飯は食べてきたし次は私がお風呂入るかな」
洗濯物も出しておかなくちゃ。
と2人はココで分かれ、は風呂に入った後、すぐに眠りに付いた。
明日に備えるように深く静かに……。
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