#10 3球同時ノック改





「皆の衆おはよう。ウォームアップは終わったか?」

「「「「「「「「「「チィース」」」」」」」」」」」

「2日目のメニューは守備の特訓だ。これより『3球同時ノック』を始める」

「それってこの前のがやってたやつか?」「軟式とればいいだけだよな」
「すでに1度経験してるしな」「だったらヤマカン戦法もある」

前と同じじゃつまらないでしょう。

だから土をたっぷり擦り付けたんだから。

「前回と同じに受け止められてちゃー困るな。
今回使用する球は土色をしている」

「最初の挑戦者、1年明神君」

コイツだったら絶対驚いてくれて丁度いいってことでしょ。

「いくぞ、ほらよ」

カッカッカッ

バットからボールが離れ、バウンド時に消えた。

「あれ?今、確かに球が…」

「そうですね。監督もツクヅクアナーキーな事を考えなさる。

球が土色のためグラウンドの保護色になり、バウンドした瞬間球が姿を消すのでしょう」

「明神君記録0個、ほら、次行くよ。凪、記録取り代わって。
隣でも一緒だから1年とレギュラーは監督、後は私の方に。
待ってる人は球拾いして下さい」

「何での方が数か多いんDa?」
虎鉄が自然な疑問を聞く。

「老体は労わらなくちゃ駄目ですよ虎鉄先輩」

悪戯っ子な笑みで返答し周りで噴出す奴が数名いた。

「コラ!!」
監督はもちろん憤慨する。

「監督戻ってるから」

「っと。まあいいの言ったやつで分かれろ。こちらが終わってから調節する」

「アイアイサー。という事でバンバン行きますよー。

後、ボールに貼ってあるのが今日の夕飯ですから気合入れて捕って下さいねー」
 







「監督、牛尾先輩でこちらは終了です」

鳥居が終了を監督に告げる。

「そうか、の所行って何人か連れて来い」

監督が汗を拭きながら指示を出す。

「はい。ちゃーん。こっちは終わりました。
残りの人をこっちに回してください」

の元に駆け寄り、伝言を伝える。

「大丈夫、次の人でこっちも最後さ。いくよ高崎先輩!!」

カッカッカッ

3つの打球音が響く。

高崎は球の起動に合わせて前に詰め、キャッチ。

パッシ。


グローブに1つの球が入っている。

「っつ硬球か」

「残念。軟球は右隣でした。監督――!!こっちも終わりました――!!

監督の元まで行くのが面倒なので大声をだして伝えた。

「全員休憩!!」

待ってましたと2年マネコンビの2人が作ったドリンクへ群がる部員達。

「凪、1年マネは袋詰めだよ行こう」

次の仕事に移ろうと先に作業をしているもみじと檜の方へと足をむける。

「ええ」






途中、レギュラーとその候補たちの記録を見て行く。

蛇神先輩に司馬君がパーフェクト。

レギュラー内野陣は中々、でも外野が心配だ。

対応策を練らなくちゃだな。


最後に…お猿君。0球はやばすぎでしょ…。







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