#04 顔合わせ
最終校時も終了しHR中。
「じゃあ終了。日直―」
「起立。令」
「凪―。一緒に行こう」
「ええ。いいですよ」
良かった。私、更衣室の場所知らないんだよね。
後、他のマネージャーの方々にも挨拶しなくちゃいけないしね。
「ココが女子マネの更衣室です。他の部活のマネージャーの方々も
ココを使っているんですよ」
「へぇ」
凪はコンコンとノックをしながら教えてくれた。
「「失礼します」」
「凪にきたか!!」「ようこそ…かも」
「こんにちはもみじちゃん。檜ちゃん」
「おっス。もみじ、檜!!これから宜しくね」
先に来て着替えていたもみじと檜に挨拶をする。
「ちゃん。こちらがマネージャーの先輩方です」
「始めまして。といいます。これから宜しくお願いします」
「始めまして。私は栗尾かのこ。2年だよ」
栗尾先輩は肩にかかる位のセミロングで大人しそうな感じ。
「宜しくお願いします栗尾先輩」
「あたしは桃坂未月!!同じく2年だよv
宜しくねちゃん」
桃坂先輩は茶色の髪をかわいく2つ縛りにしている元気で今時風な感じ。
「はい宜しくお願いします。桃坂先輩」
感じの悪くない良い先輩達だ。コレなら大丈夫かな?
「後は3年の先輩が2人います」
てことは私もいれれば8人か。うーんもう少し人数欲しいな。
部員に頼む量を増やすか。
「―。早く着替えちまえよ」
もみじと檜は着替え終わっていて、凪も着替え始めている。
「うん。どのロッカー使って平気?」
さっさと着替えてマネージャー仕事して、プラン立ててやんないと。
GWにするらしいから合宿まで後2週間。間に合わないかもな。
「これは誰も使っていない…かも」
「アリガト檜。あとコレ」
私は例の審判のカードを檜に渡した。
「檜の占いは凄いね。ホントに当たっちゃうんだもん。
昨日のは檜の占いのお陰でもあるよ。有難う」
「……どういたしまして…かも」
かっ…。
「檜―。かわいい!!」
思わず抱きしめちゃった。だって照れてる所がめっちゃかわいい!!
「早く着替えろ!!」
もみじは私の頭にチョップを繰り出した。やるわねもみじ。
私は檜を開放し、又、もみじに怒られないうちに着替えた。
「終了っと」
「…ちゃん着替えるの早いですね」
先に着替え始めたはずの凪はまだTシャツを着替え終わった所だった。
「うん。小さい頃、義兄弟とどっちが早く着替えられるか競争してたりたから」
主にユタとだけど。
「そうなんですか?私はしませんでしたね」
「あれ?凪も兄弟持ち?」
「はい。兄が1人」
「へー凪ってしっかりしてるから一番上かと思った」
「確かにそんな感じだよねー」
「ちゃんもそんな感じするけど。面倒見の良いお姉ちゃんとか似合いそう」
栗尾先輩と桃坂先輩も話加わってきた。
「でも私も末っ子ですよ?兄が2人の3人兄弟」
血は8分の1だけどね。
コンコン。ノックの音が狭い空間に広がる。
「遅れてすまねえ」「今、着替えますね」
2人の先輩らしき人が入ってきた。
1人は格好いい姉御っぽい人と長い黒髪が良く似あう和風な人。
「全然平気ですよー。後、こっちが一昨日の事件の犯人
もとい監督の言っていた新マネージャーちゃんです」
桃坂先輩が紹介を促してくれた。有難うございます。
でも犯人扱いは勘弁!!
「私達が居なかった時の話ですね。
確か3階から紐なしバンジージャンプしたとか」
はい。しました。
「始めまして、私は夜摩狐撫子です。さんこれからよろしくお願いしますね」
片方の長い黒髪の夜摩狐先輩はかなり礼儀良く挨拶をしてくれた。
名前の通り、大和撫子だなー。
「はい。こちらこそ色々不慣れがあり迷惑を掛けてしまうかも知れませんが
宜しくお願いします」
「ああ、聞いた聞いたン??もしかして??」
「はい。確かに私はです。コレから宜しくお願いします」
この先輩ソフト出身者か?
「私は柿枝鶇。一応マネのリーダーをしているんだ。
んで質問。もしかして黒蝶か?」
大当たりっぽい。
「六龍中ソフト部の黒蝶を言っているなら私ですが…」
「え?嘘??!!」「あの黒蝶ですか?」
栗尾先輩と桃坂先輩まで驚いている。この2人もか。
「なるほど、監督が入部させたがる訳だよ」
そんなに簡単に納得して良いんですか?!
「柿枝先輩、そのあだ名はソフトでこそ使うものなので私はかでお願いします」
流石に先輩にまでその名前で呼ばれちゃうとちょっとね。
「分かった、ゴメン。あの急に姿を消した黒蝶がこんな近くにいて吃驚しただけだ。
コレから宜しくな」
「はい!!宜しくお願いします」
「じゃあ皆行くか!」
「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」
*****
それから私たちはマネの仕事をどんどん消化していくうちに
いつの間にか部活終了時間の5時半になった。
でもコレは全体練習がであってこれからは個人練習があるそうだ。
「部員全員集合!!」
「「「「「「「「「「はい!!」」」」」」」」」」」」
牛尾先輩の掛け声1つで散らばっていた部員全員の整列が完了した。
うんこういう動きは皆合格ラインだね。
「皆の衆、部活ご苦労。もう話は各自耳にしていると思うが新しくマネが入った。
コイツはマネつーより監督補佐だな。練習にも加わってもらうぞ。、挨拶しろ」
「はい!!」
後片付けを先輩たちに任せ、走って前に行く。
「じゃあ君。自己紹介と出身中、ポジション、趣味、性別、国籍、習得資格、賞罰、
好きな人の名前を答えてくれ」
細か!!最後の好きな人って、修学旅行の夜ですか?!
「1年です。一昨日はお騒がせしました。
出身は2年の冬まで六龍中でその後、霧中。
ポジションはソフトはショート、ピッチャーしてました。
後はセンターとサードも経験あります。
趣味はマッサージ、読書、物書き。野球とソフトは生き甲斐なので除外。
性別・女。国籍・日本。
習得資格・薙刀、少林寺拳法が共に初段、漢字検定準2級。好きな人・いない。
以上ですね」
「質問良いですか」
1人の部員が手を上げる。何か変な事言った?
「どうぞ」
「俺らと練習をするっつーのはどうしてですか」
少し戸惑っているように感じる。女子とは一緒にしたくないって所か。
こういう奴はどこにでもいるから不思議じゃないけど。
「それはコイツの力量を見てからの方が説明しやすいな」
「柿枝君、準備は?」
「もう用意出来てるよ!」
「ちょっと監督。何するつもり・・・入部試験か」
置いてある砲丸の玉を見て気付く。
「察しが良くて助かるな。コイツの力量がみたい奴はこっちに来い。
他は自主トレだ!!」
「「「「「「はい!!」」」」」」」」
「俺はみにいくze!!猪里はどうするんDa?」
「もちろん見に行くに決まってるっちゃ」
「あの時の少女か、我も拝見しよう」「面白そうなのだ。三象行くのだ!!」
「がぁああ」
観戦希望、野球部全員。
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