55,555HIT  十二支逆ハーの黒蝶ヒロイン。 兎丸落ち。


ドキドキ!?料理対決!!






「さて、十二支高校報道部主催、ドキドキ!?料理対決IN野球部を開催します。
司会は私、1年沢松でお送りいたします」


オオォォ

と雄たけびに近い歓声が会場の野球グラウンドに響いた。


「まずは対決の趣旨をご説明いたします。お遊び好きで名高い
我が学校長の勅命により、部内対決の開催が決定!

全部活の中からダーツで選ばれたのが野球部でした。
では挑戦者各チームのご紹介をしましょう!」



沢松はパチンと指を鳴らしてライトアップを指示した。

目に悪いほどの光線の元には3人ずつの5グループが登場!


「まずは1年の挑戦者から。料理よりガチンコ勝負がお得意!の
猿野、犬飼、鳥居チーム!!」

「うっふん。い、ま、は明美って呼んでw」

裸エプロンに三編みのヅラ被った猿野は明美として登場。

「歩く公害猿は地中深く埋まってろ」

気持ち悪いものをみないように犬飼は脚を横にスライドさせながそう吐いた。

「一生懸命お作りしますね」


1人普通のコメントをくれる凪で猿野チーム紹介は終了。



「お次は同じく1年で和み系、兎丸、司馬、チーム!」

「えっへへーお猿の兄ちゃんたちには負けないよーだ!!」

「(ペコリ)」

兎丸は飛び出さんばかりの元気の良さで地面をピョコピョコ跳ねる。

司馬は恥ずかしそうにお辞儀をした。

「やるからには勝ちます」

意気込み十分のコメントで兎丸チーム終了。

「そして2年は野菜のプロがチームを引っ張る猪里、虎鉄、桃坂チーム!」

「野菜なら葉物から根野菜までどれでもいけるっちゃよ!」

「Haha〜N!優勝は俺達のものだZe」

「どうも〜!私だって頑張っちゃうよ〜!」


猪里は大根構えて虎鉄はくねっと腰をひねり、
桃坂は可愛らしい笑顔で紹介を終える。

「続いて3年チーム、その髪は粘土なのかどうかはっきりしてくれ!
鹿目先輩率いて一宮、夜摩狐が腕前発揮です!」

「沢松、後で部室裏に呼び出してやるのだ」

「野球やんねーでこんなことしてていいのかよ」

「私、箸より重たいもの持ったことありませんわ」

髪が粘土発言に負のオーラ出しまくりの鹿目放っておいて
バラバラな鹿目チーム。

「最後オオトリは野球部部長牛尾先輩が率いる蛇神、柿枝チーム!」

「ははは、後輩や同級生には負けていられないね」

「精進料理なら任せておけ」

「一応女だからね、一通りはできるよ」


こちらはグループ内で一番力が安定していそうな牛尾チームで紹介は終了。

沢松はカメラを自分に向けさせてマイクを持ち直した。


「紹介も終わったところでルール説明といきましょう。勝負は1回!

審査員は1人3点持ってそれを美味しかったチームに振り分けてもらいます」


審査員の席がライトアップされた。

審査員は清熊、猫湖、栗尾のマネの残りに羊谷、子津、辰羅川、獅子川の7名。

合計点数21点を5グループで競うこととなる。


「優勝グループには校長から賞状と購買部から3万円分の引換券が贈呈されます。

それでは課題を発表するぞ!」


沢松のタメにごくりと生唾を飲んだ。
沢松は手に持つプレートの目隠しシートをばっと取り去った。


「課題はコレ!!『夏らしい食べ物』だ!!」

「(思ったより普通だね)」

「そうだね。でも、普通な題材だからこそ、何かあるんだろうね…」


そしてのその言葉は現実となる。






ピッピー


「作業終―了!!」


終了の合図が鳴り響いて、完成作品はスタッフによって審査員の下に運ばれた。


「まずは猿野チームからいってみよう!タイトルは真夏の……キムチ鍋?


ぐつぐつと煮え立った鍋は熱気だけで汗をかく。

キムチ鍋でも唐辛子で真っ赤になった汁をみると食欲は押さえらた。

「ミキサーでしっかり刻んだスパイス各種が決めてよ!」

ばっちんとウィンクしてくる明美でさらに食欲は失せる。

「夏に鍋はあわないよ!凪、アンタが着いていながらコレは何!?」

「え?キムチ鍋って夏にもやりませんか?家は父が好きなのでよくやるんですけど」


天然攻撃は予想を遥かに上回るものだった。


「え、えー続きまして、猪里チーム、タイトルは生野菜で健康第一」

どでんと大きなガラスボールに色とりどりの野菜が一口大に千切られ
ドレッシングでトッピングしてあった。

「ナスも生なんすか!?」「こちらはカボチャのようですが、やはり生ですね」

1年ツッコミコンビはフォークを持ちながらそう盛大にツッコミしてくれた。

「野菜は加工しない生が一番とよ」


そして次は鹿目チームなのだが、こちらも問題を多く抱えているものだ。


「トコロテンだな」「ちょっとコンニャクっぽいかも」

「トコロテンってコンニャクとどう違うの?」


エプロンをつけたままの兎丸はにそう聞いてきた。


「コンニャクはコンニャクイモで作って、トコロテンはテングサ
っていう海草で作るの」


「お次は牛尾チーム、夏バテ防止に最適とチキンソテーと夏野菜サラダ」


「普通に美味いが、最後の方でこれは辛いな」

この中で1番歳くってる羊谷にはアツアツキムチ鍋に野菜大盛りで肉は辛いらしい。


「オッレはおかわりするっぜ!」

獅子川はまったく平気そうだ。


「最後に兎丸チーム、グループ要求により最後に持ってこさせていただきました」


コトンとテーブルに置かれたのは涼しげなガラスの容器に入ったヨーグルトだった。

とても美味しいのだが、インパクトには欠けるそれ。

惜しくも1票差で牛尾チームに優勝を持っていかれてしまったが、達は
それほど悔しそうではなかった。


「梨のヨーグルト柚子ソースがけ。最後は軽いものの方がいいでしょ?」

特に檜とかは沢山食べられる体質じゃないしね。

「(この辺の気配りがさんらしいよね)」

「チラチラ他のグループ盗み見てて、食べきるのは大変そうだったからね。
どうせならちゃんと食べてもらいたいし、2人は私の我侭聞いてくれたから
明日はお弁当作ってくるよ」


「やったー!僕、購買よりそっちの方がいいや!!」


優勝は牛尾チームだが、違う勝者は好きな女の子からお弁当を作ってもらう約束を
獲得した兎丸と司馬かもしれない。












++コメント++

兎丸オチのつもりが+司馬も入ってしまいました;
しかも逆ハーなってない!!
料理対決ネタという良くありパターンですが、
アイシス様、コレでよければお持ち帰りしちゃってください。
本当にご期待沿えない駄文ごめんなさい!


by紙屋水樹