名言シリーズ(司馬Ver)




「(さんは何でそんなにいっぱい色んな事を知ってるの?)」

司馬は常々心の中でで疑問に思っていた事を打ち明けた。
ただ、それは声には出ていないのでにしか分からないが。

「ん〜確かに同年代の人と比べると読書量も経験値も高めかも。
でも大体知りたいと思ってたらいつの間にかだよ。
あのねイソップ童話の作者が残した言葉に
『良い判断は無分別な親切に勝る。』 っていうのがあるの。
私でも誰でもは少なからず人と接して、影響を与えるの。
その時にできるだけ無責任な事したくないからさ
知る事ができるものはできるだけ知りたいよ 」

はそこまで言葉を紡ぐと司馬の顔をまっすぐに見る。
緑色の瞳が司馬を映す。

「人生急いでるって言われた事がある。
人生長いのだからもっとゆっくりしててもいいよって。
でも私はこう答えるしかなかった。
『私は弱い人間だから何時死ぬかも分からない。
だったら最大限時間を有効活用したいって』」

司馬はサングラスに隠された目を大きく見開いた。

弱い人間。
これほど今隣にいる彼女に似合わない単語はない。
いつもぴんと背筋を伸ばして、どんなに辛くても
まっすぐに向き合えるのがだ。

「(さんは弱くないよ)」
「人間誰しも弱いよ。強く見えてもいつかは死ぬ。
それは人類誕生400万年ずっと変わらない。
有名な冒険家でもバナナで足滑らせて死亡ってのも
本当にあった話だしね」
「(……それってかなり特殊な死に方だよね)」
「うん。絶対勘弁な死に方だと思うよ。
それにね…私は一生懸命に生きてる人に憧れてるから
自分も一生懸命でありたいんだ。
後ね、私は本当に疲れたら休めるし、助けてくれる人も
いるから安心して一生懸命にやれるでしょ?」

ちょっと悪戯に唇に人差し指を触れさせてくすりと笑った。

「(それもそうだね)」

さん、それは助けてもらえるって信じてくれてる人の
中には僕も入っているって思ってもいい?



END