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名言シリーズ(沖Ver) 「フランスの哲学者、シューベルは言いました 『悪口は意地の悪い人の慰めである』ってね」 「……ふーん、それが何?」 僕はの言葉の意味が分からない。 由太郎と魁さんの妹の。 はポーの首を優しくさすってる。 ポーは気持ち良さそうだ。 「ちょっとは会話して緊張解いてもらおうと思ってるの。 私も傷つける言葉いくらか聞いてきたけどさ、 意地の悪い人っていうよりストレスのはけ口に 悪口言う人が多かったと思うのよ」 はポーを抱き上げながら僕を見てる。 「中傷はうるさい蜂みたい。 下手に手を出すと、より一層激しく攻撃するから」 それは僕も分かると小さく頷いた。 「蜂を殺すための殺虫剤があるわけでもないから 自分だけで解決できない。 私は他の人に助けてもらえたから逃げられた。 魁兄だったりユタだったり友達だったり。 近くに誰かがいてくれるって分かると、 中傷は哀れな羽音にすぎなくなる。 いや、それに気づく。 誰だって悪いところなんて探せばいくらでも あるんだからあんまり気にするなってね」 誰かだ側にいる。それだけでも、気は随分軽くなる。 「それは……が強いから言えるんだよ。 僕には到底できない」 「できなくないよ。昔は知らないけど 今は私でも黒撰の皆でも助けるために 伸ばしてくれる手があるんだから」 そう言っては抱いていたポーを僕に返してきた。 ポーは撫でてもらったのが気持ち良かったのか ご満悦な感じがする。 「沖君はあんまり面倒だからって周りを見るのも 止めないでね。沖君はちゃんと前向ける 居場所があるんだから」 はそれだけ言って帰っていった。 「……馬鹿みたい」 「ニャァ?」 ありがとう。 それを言う勇気すら僕にはない。 それでも、周りを見てもいいの? END |
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