黒選
「よっしゃ来た来た!!大三元!!」
は役満が揃ったと宣言する。
「む!今度はが勝ちか」
「さっきは親父だったからこれで兄ちゃんとが4勝。
親父が2勝で俺が3勝か」
由太郎はメモ用紙に書いておいた勝敗と点数を
比べてランキングを発表する。
「点数なら魁が1番だな」
村中父もそれを覗き込んで山を作り直す。
「このまま次も勝つからね!!」
「そうはさせぬ!拙者とて負ける訳にはいかぬからな!!」
何故か野球並に盛り上がっている親子に黒撰野球部は。
「親子で卓囲む家庭ももう少ないよな」
小饂飩が隣の卓で山を積みながら村中親子の方を見る。
「どうでもいいけど…野球部で麻雀囲んでていいの?」
と、沖が気だるそうに小饂飩の隣の席に座りながら
まっとうな問いを投げかける。
「少なくともこれが黒撰野球部の伝統行事なのだから
仕方がないのだよ。少なくともこれも高位なる通過儀礼の
1部なのだろうさ」
緋慈華汰は先ほどの勝負で1位に返り咲きその悦に酔う。
「それに、監督からやろう言いだしてるんだから
問題ない……っていう夢を見たよ」
烏兎は鼻ちょうちんを作ってすでにお休みモードに入る。
「あ、天和出た」
「「「早ッ!!」」」
ここで何気なくやる気のない沖がこの後連勝していた事
を記しておく。
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