十二支
「うそ〜〜!!又負けた〜〜」
十二支野球部部室から聞こえてくる悔しそうな声。
部活も終って帰るべきなのにを巻き込んで
UNO大会が行われていた。
「ちゃん弱ーい」
兎丸が面白そうに笑い声をあげる。
1年の奴等が円陣を組むように囲んで座っている。
それぞれが手に持っているのは、UNOカード。
「思わぬ所でさんのウィークポイント発見ですね」
辰羅川がメガネを押し上げ、悔しそうに手に残る
カードを睨むを見て、ため息を吐く。
まさか、がカードゲームに弱いとは露も思いつかなかった。
「これで6回連続最下位っす」
子津は使ったカードを集めてそろえていく。
「UNOやるの初めてでもここまで弱いのも珍しいよな」
「とりあえず、とにかく英語ばっか残るのが不思議だ」
残りカードは5枚。そのうちWILDとREVERが2枚づつ。
もう1枚はREDの4だ。
使い方を間違えなければかなり有効活用できるカードだろう。
「う〜。マージャンなら家族で1番なのに〜」
「そこで何でマージャンが出てくるのかが分からないっすね」
「まったく違うゲームだよな」
「もう1回挑戦!!」
UNOへの挑戦は夜が耽るまで付き合わされた。
そこでが1回でも最下位から抜け出せなかったのは、
付き合わされた1年達に。
ラッキーだったな。
と思わぬの意外な一面が見れた事に満足していたらしい。
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