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「とっても美味しいです〜!」


蕩けてしまいそうな位甘い笑みでスプーンを握る

それを同じくらい甘い笑みで見てるのは
県内有数の野球部強豪セブンブリッジレギュラー陣。


「ビミョーに良かったね〜」

に喜んでもらえて朕嬉しいアル」

「アタシ達のおごりだから遠慮しないでいいわよ」


はセブンブリッジの人達と一緒に
アイスクリームを食べていた。


「こんなに可愛くて美味しいアイスクリーム屋が
セブンブリッジの近くにあるなんて知りませんでした」

「ニャハ。ここって最近出来たばっかだし大通りから
外れてるから穴場なんだ」

「使用牛乳 産地直入 噂 真実」

「あ、でもお金はちゃんと自分で払います。
教えてもらっただけでも有難いのにおごりだなんて…」


アイスを体の中に流してからおごりを遠慮した。


「いいよいいよ。ビミョーに値段もお手ごろだし」


バニラ・ストロベリー・チョコレート・レーズン・ミント等
あらゆる種類を取り揃えたアイスクリーム専門店。

勿論品質や味がいいので値段は張るが惚れた女の
笑顔と感謝の言葉があれば安い代償にすぎない。



「それにさ、この前のお礼まだだし、
これ位しないと俺がビミョーに嫌なんだよね〜」


剣菱の含みに気が付いたのは、だけ。


「そ・れ・にちゃんと一緒にいられるだけで
アタシは嬉しいしこれ位どうってことないのよ♪」

「そう言ってもらえるのは光栄ですけど、
顎を上げるのは勘弁して下さい紅印さん」


ついっとネイルアートを施した紅印の指先によって
上げられた顎先は第3者からみれば立派にアブナイ光景である。


「兄貴!!ちゃんに何やってんだよ!!」


影州が嫉妬したのか慌てて2人の間に手を差し込んだ。

紅印はむすっと少し気分を害す。


「あんら、何ってもっと近くで顔見たかっただけよ]


「それでもして良い事と悪い事アルヨ!!」


続いてワンタンもテーブルから身を乗り出して
紅印の言及をし始めた。


 赤面中。原因 紅印」


霧咲の言う通り、は真っ赤に顔を火照らせ、
頬を両手で押さえていた。


「えっとあの、兄達以外の男の人マジかで見るなんて
慣れてないし、私今ちょっと、そのニキビとかありますし
紅印さんちゃんとお手入れしてあって偉いな〜とか
思っちゃったりしてました」


ちょっとしたお年頃な発言がほのぼのした雰囲気を簡単に
作ってしまう。

の周りは気持ちがいい。

落ち着く。


だから、自分達もあれこれと会える様に画策してしまう。


「あ、もうこんな時間なんですね」


店にとても良く似合っている蔓がモチーフの掛け時計
は帰らなくてはいけない時間を指し示していた。


「俺が送るよ」


剣菱が落ちてくるシャツを直しながら立ち上がった。


「剣菱、遠慮しなくても俺らも一緒に行くから」


影州はポンと剣菱の肩を掴んで制した。


「全員送迎 異議無」


ちょっと一般人より個性的なファッションを
している2人の凄みは中々に素晴らしいものがあった。











帰宅後


「魁兄、ユタ。アイスあるけど食べる?」

ひょこりと居間に顔を出した
兄2人にアイスの箱を見せた。

「あ、食べる食べる」

「如何様な理由で購入したのだ?」


魁は抹茶と由太郎はバニラを手にとった。


「セブンブリッジの皆が美味しいアイス屋さん
教えてくれたから買ってきちゃったの」


その後、が魁と由太郎から叱られたのは
想像に堅くない。










END





++コメント++
キリリク:セブンブリッジ黒蝶ヒロインで逆ハーでした。
いかがでしたでしょうか?
部活帰りの買い食いは楽しいですよね。
私も仲間内で何回も行きました。

鴻野翼&司姉妹様のみお持ち帰り可です。
それと紅印の男に戻ってもいい発言は
言葉のあやです……おそらく。

by紙屋水樹