ドリー夢小説



11.たった一言に想いの全てを込めて。「貴方が好きです」(テニプリ 手塚夢)





図書室の窓からはテニスコートが良く見える。

そこに入り浸りなアタシはテニス部に知り合いが多い所為 
なのか練習をしている風景を良く見てしまう。


同じ図書委員の越前君がボールを追いかけ打ち返す。

何かとても必死でやっているが、先ほどから何かを飲んで
コートから走って去る人達と何か因果があるのだろうか。

それとも飲み物がそこまで不味いものなのか。

※大当たり。


、何を見ている」


本を返却しに来た手塚が、ずっと外を見ているアタシを
不振に感じたらしい。

眉間にしわが寄っている。ああそういえば、いつものことだった。

「手塚、あのテニス部が飲んでるやつってそんなに不味いの?

さっきから飲んだ人が血相変えて水のみ場に走ってるけど」


アタシ、の目を侮っちゃいけないよ。アタシの目は4.0という日本人では
ありえないと思えるほどの視力の持ち主なのだから。

動体視力も箸でハエが捕まえられる位にはいいよ。

※よい子はマネしちゃいけないよ。


「気にするな。気にしない方が身の為だぞ」

やっぱり関係があるんだ。レシピがとても気になるね。

「……ここからでも乾のメガネが光ってみえるよ。
ほいよ、生徒会長さんも大変だね」


返却した本の代わりに次借りる本のブックナンバーを確認
して貸し出し届けに判子を押して手塚に手渡す。


「生徒会書記が何をほざいている」


立派な当事者だろ。とを睨む手塚。


「基本怠け者のアタシを推薦した手塚のミス。

集まりには出席してるし、忙しい時は手伝ってるじゃん」

「図書室でのんびりテニス部の覗き見をするなら今すぐに手伝え」

「残念。今は立派な図書委員代行。ついでに代行頼んだのは
手塚の後輩さんの越前君」


テニス部の練習を優先する勤勉な後輩のために代わりをして
いるんだから文句は言えないよね。テニス部部長さん。


「だったらここに書類を持ってくる。少しまっていろ」

「うわっ!そう来たか!!」

こういう仕事に慣れてるのは我が心友のの仕事振りを見ていたから。


は人を使う事も上手かったから本当に仕事が早かった。

そして、いつの間にかに手伝わされてた。


「戻った記憶がこんなにも波乱万丈だったとは……」
でも、戻すきっかけをくれたのは手塚だった。


「ここは恩返しに励みますか」


書類は軽くみても厚さ15cm以上。
今日は遅くまでここに残る事になりそうだ。







『貴方が好きです』




「……手塚〜貰ったラブレターこんな所に挟んどくのはどうかと思うよ」

渡された書類を一枚一枚片付けてたら出てきた可愛いレターセット
の手紙を見て、弱みを握ったと笑う


「それは俺のじゃない。お前に渡せと頼まれたものだ」

「うそっ!?
私は可愛い女の子大好きだけど百合じゃないよ!?」

「知るか。生徒会サボっていた罰だ。自分で何とかしろ」


どうやって切り抜けるか考えるのは、書類との格闘よりも大変だったとか。



++コメント++


黒蝶伝説の友達1さんのお話です。(はじまり#8参照)

書いてて楽しかったからもう1回書くかも。